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​特別ニーズ防災教育の英語表記について

本研究会では、特別ニーズ防災教育の英語表記を

「Special Needs Education for Disaster Risk Reduction: SNEDRR」とします。

 「特別ニーズ防災教育」をはじめ、関連する用語の定義が曖昧な状況にあることをふまえ、英語表記を含め、用語の定義づけを行いました。

 現在、「防災」の英語表記については、日本をはじめアジア諸国で、「Disaster Prevention」が多く使われています。しかし、欧米では、特に自然災害は予防しきれない不可抗力のものと捉えられ、災害リスクは、戦争やテロも含め包括的に捉えられています。

 このように、人間の力で自然災害を制圧するのではなく、自然災害による被害を減らすこと、災害リスクを減らすことが「防災」の本質といえるかもしれません。また、欧米のように、自然災害に限定せずに、災害リスクを減らすことを目的として防災及び防災教育の取り組みを展開することにより、我々が直面している「新型コロナ」等の感染症や原子力発電所の被害等にも広く対応することができると考えます。

 そのため、本研究会では、防災の英語表記について、国連等で定義づけがなされ、国際的な理解が広がりつつある「Disaster Risk Reduction」を用いることにし、特別ニーズ防災教育の英語表記を「Special Needs Education for Disaster Risk Reduction: SNEDRR」とします。

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